序言 1
1.序 言
本年度に、岡崎国立共同研究機構の3研究所が、統合バイオサイエンスセンターを通じて研究協力を行う体制が発 足した。過去四半世紀互いに独立を保持していた3研究所が、今後も各々の独自の研究分野での先導的役割を果たし つつ、この協力体制によってさらに発展することを意図している。この現況において、分子科学研究所は、「物質創製」、
「光分子科学」および「化学反応ダイナミックス」を3つの研究の柱とした「広義の物質科学」の研究を行う立場を明 確にした。本レポートには、分子科学研究所の6つの研究系、5つの研究施設に加え、本年度に発足した機構共通研 究施設である、統合バイオサイエンスセンターおよび計算科学研究センターについての報告がなされている。
昨年度は、国の内外からの評価委員による研究系の外部評価が行われた。本年度は極端紫外光実験施設が、国内委 員による外部評価を受け、その結果が本レポートに記載されている。その他、研究会形式によって、国内の研究者か ら、いくつかの研究分野での分子科学研究所の位置付け、そして今後の展望などについて貴重な御意見を戴いている。
本レポートの編集の指揮をとられた平田文男教授、広報担当の佐藤敦子さん、管理局の方々などに篤く感謝する。
平成13年2月 分子科学研究所長 茅 幸二